水面に揺れる手作りの灯り…。
元々は亡くなった人に関係して行われて来た「灯篭流し」。もちろんその本旨は変わらないとは思いますが、現代では観光の要素が強くなっているようです。
2014年8月14日(木)に開催された、富津市の天羽地区を流れる湊川の下流で行われる「湊川灯篭流し」もその一つ。古い行事ではありますが一時期途絶えてしまい昭和61年に復活した行事です。
上流から少しずつゆっくりと灯篭が流れてきます。この日は満潮とも重なり更にゆっくりでした。
しばらくすると流れに乗り始めゆっくりとばらけてきました。
写真を撮る人、ただただその流れる様子を眺める人、子どもからお年寄りまでこの行事に集まっていました。
やがて灯篭は河口の橋の方へ流れていき、集まっていた人々に見送られていました。
夏の行事を締めくくるのはやはり花火。500発の花火が上総湊の空を彩りました。
富津市は小さな町ですが古くからの行事を守り伝える文化があり、都会にはないその雰囲気を地元の方々は毎年、楽しみにしています。
湊川灯篭流し[富津市役所公式ホームページ]