シーグラス。海岸を散歩しながら、誰しも一度くらいは手にしたことがあるかもしれません。
捨てられたガラス瓶などが割れ、海にもまれて出来上がった、丸みを帯びたとてもキレイなガラスのかけらです。
元々は「海のゴミ」ですが、海岸清掃に対する意識を高めて楽しみながらゴミ拾いに取り組めるようにと、これをお金に見立てて地域通貨として様々なサービスや品物と交換できる「ビーチマネー」なるプロジェクトが日本中で始まりました。
2006年4月以来、1都7県88店舗が加盟、それぞれのショップで、このシーグラスとサービスの交換が行われています。千葉県では、長い海岸線を持つ富津市の富津岬荘(2014年1月時点)が加盟店となっていて、海をキレイにするため意識向上に貢献しています。
岩や砂、波に削られ、角は丸く、擦りガラスのような風合いが特徴。色も様々。海岸清掃をしながら「お金探し」楽しんでしまおう、というのがとても興味深いところ。
それぞれがとってもカラフルで、シーグラスを使った「シーグラスアート」なるものも存在し、ランプシェードやオブジェになるそうです。れっきとした素材なんですね。
加盟店にシーグラスを拾って訪ねてみたら、それぞれ嬉しいご褒美があります。ビーチマネー事務局によると、ビーチマネーの取り組みに賛同してくださる地域のお店や会社、宿泊施設からの参加を全国から大募集しているそうです。旅行者でもビーチをきれいにすることに貢献できるようになる、ということですね。
詳しくは下記、ビーチマネー事務局までどうぞ。
BEACH MONEY 海の環境を守る地域通貨[ビーチマネー運営事務局]
[AOZORA PHOTO OFFICE]
[岬めぐりの宿 富津岬荘]