休日のレジャーと言えば、遊園地やショッピングモールへのお出掛け、日帰り旅行・観光など様々に楽しめると思いますが、日本の漁業が「見るアトラクション」となった魅力的なパフォーマンスと言えば、「マグロ解体ショー」だと思うのです。
「マグロ解体師認定制度」というのが一級から三級まであるというほどの専門技術を要するマグロ解体を間近で見て盛り上がる、しかもその後美味しくマグロを味わえる、なんて日本独特の体験型レジャーとして、ちょっと注目です。
切り身になった状態でしか目にすることのないマグロ、その丸々一匹の本体が食卓に並ぶお刺身になる最初の過程とも言える「マグロ解体」を、見に行きたい!
関東はマグロ解体ショーの楽しめるスポットがたくさん
季節や時期を選ばず、いつでもマグロ解体ショーを楽しめるお料理屋さんは、関東にもたくさんあります。
こうしたお料理屋さんのポイントは、解体ショーを楽しむだけでなく、お刺身の食べ放題、魚専門店ならではの本格的な海鮮丼など、様々な魚料理が楽しめるところです。
見て楽しい、食べて楽しい、というのは、飲食店だからこそ強みのある体験型レジャー。
参考:おさかな本舗 たいこ茶屋(東京都中央区日本橋馬喰町)
その日に揚がったマグロを解体!
千葉ウォッセ21では、公式の催しとして毎月第三日曜日にマグロの解体が行われています。
銚子港で水揚げされた新鮮なマグロをその場で捌いて、試食などもできる超おすすめレジャーです。
注目は、まさにその日に揚がったマグロが使われるというところ。メバチマグロやビンチョウマグロなど種類はさまざま、季節によって一番おいしいマグロが楽しめそうです。リピートして異なるマグロの捌き方を見てみたい。
自宅への発送も行ってくれますので、マグロの解体を堪能した後、自宅でもその余韻を食卓で楽しめるという、なんとも満足度の高いショッピングスタイルってわけです。
参考:千葉ウォッセ21
定期イベント化するマグロ解体ショー
そのイベント性・集客性から、マグロ解体ショーがお店の目玉企画になるケースも。大きなビジネスチャンス。
釣りをアトラクションとして楽しんだ後にそれを調理したり、握り寿司を体験できたりと、本当に楽しそうなコンテンツを揃えてお客様の楽しみを追求している店舗も出てきていますが、マグロ解体ショーも盛り込んでますます顧客満足度が高くしているというお店も見つけちゃいました。
注目は、大阪に本店を構える「釣船茶屋ざうお」さん、店内に釣り船を模した座席を構える楽しそうなお店。これは行ってみたい。
ここでは、二ヶ月に一度の定期開催イベントとしてマグロ解体ショーを楽しめるようです。姉妹店も多く、都内にもお店があるようですので行ってみたいですね!
近頃は、出前イベントとして「出張マグロ解体ショー」というビジネスも目立つようになってきました。集客力の高さを生かして、地域の活性化に貢献できること間違いなしです。
また、Apps Journalの注目は、女性解体師さんによるショー。なんとなく「男の世界」だった漁業イベント(筆者の偏見あり)が、大きく変わっていくイメージでしょうか。
漁業関係者や漁師町では珍しくもなかった作業が、一般市民にとっては新鮮な近代レジャーに。
マグロ解体ショーのポテンシャルに、日本の観光の力を見つけた気がします。
一生に一度は見るべし。