第3回目の開催となった、富津市鶴岡で行われた含富里絆の会「竹灯篭の夕べ」に行ってきました。
田んぼの畦(あぜ)に並べられた竹灯篭が、緩い弧を描いて、優しい感じがしますね。実はこの催し、東日本大震災をきっかけに開催することに決まりました。過疎で悩むこの地区の絆をもっと深めよう、と。
朝早くから準備で大忙し。地区のご婦人の皆さんも「赤米」を使ったおにぎり作りなどでまさに大わらわです。
こんなに赤いお米。白米に比べると粘りが少ないのかな。美味しくて幾つも頂いちゃいました。
その頃、外では竹を設置する作業が。今回の催しでは傷んだものを取り除いたのと、新たに本数を増やしたことで、合計1200本が並べられました。
ろうそくは砂で押さえてあります。
この日、寄贈された甘酒が振る舞われたのですが、「東京湾観音」ブランドのこの「名物甘酒」がとっても美味しかったんですよ。ごちそうさまでした!
早朝からの準備が整い、夕方、いよいよ開会式が始まりました。各方面の来賓の皆さんの挨拶から始まり、この日は富津市の佐久間清治市長も来賓として訪れ、含富里絆の会会長の高梨 正会長と点火しました。
「大和昇龍太鼓富津」の皆さんの演奏。力強いですね!
夜の帳が下りる頃、幾重にも重なる灯りの列が、はっきり浮かび上がってきました。
月の明かりが強すぎるかと思いきや、とっても幻想的な画に。
手前から奥に、光のボケ具合がステキです。
揺れる炎を眺めていると落ち着くという人は多いです。きっと、その揺らめきが、人間の鼓動と同じリズムであることも関係してるのかもしれませんね。
感度を上げてスローシャッターを切ってみると、あたりの様子がわかります。棚田のようになっているために、このレイアウトが可能なんですね。奥の方には用水を貯める堰があるそうです。
小さな地区の小さな灯火の集まり。なんだか落ち着くじゃありませんか。人を呼びこむものというより、まさに地区の皆さんが意思を通わす機会なんですね。
ひと通り終わって、団欒のひととき。いい空気が流れていますね!いつまでもこの光景を眺めていたいものです。
含富里絆の会[千葉県]
大和昇龍大鼓のブログ 大和昇龍大鼓サークル[富津市役所]
この記事へのコメントはありません。