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「房総の魅力500選」の中から気になるもの見つけたよ

千葉県のホームページってご覧になることありますか?

日常生活の中で行政のホームページを見ることってほとんどないと思うのですが…。特定の目的がなければなかなか見ないですよね。趣味で見るってこともまず無いような気が…。

でも行政のホームページには実はいろいろなものがまとめられています。なんととてもありがたいページを見つけてしまったんです。

それは、「房総の魅力500選」というもの。

千葉県のトップページから「教育・文化・スポーツ」→「歴史・文化」→「文化・文化財」とクリックしていくと、「房総の魅力500選」という欄が見つかります。

概要を見ると…

房総の魅力500選は、昭和58年(1983)に県人口が500万人を超えたことを記念し、ふるさとの再発見をするため、5つの分野で合計500の房総の魅力を選定したものです。

市町村からの推薦に基づき決定した房総の魅力500選の候補976項目に対し、県民の皆様から188,773通、延べ2,459,715票の投票をいただき、この結果を学識経験者などで構成する房総の魅力500選実行委員会でご検討いただき、決定いたしました。

と書いてあります。

今から三十数年前に県民の皆さんの投票で選ばれてるんですね…。

どういうものが選ばれているのか、興味持ちました。

自然」「施設」「歴史」「民俗」「特産

という5つの分野にカテゴライズされていて、それぞれのカテゴリーの下にさらに複数のサブカテゴリーが定められているのです。

そのようにまとまられた500の房総の魅力の中からいくつか気になったものをピックアップしてみました。

 

考古学上貴重な資料

木下貝層/千葉県「自然」カテゴリーの下にある「地層」というサブカテゴリーを見ますと、「木下貝層(きおろしかいそう)」というのがあります。

印西市にある貝殻の地層ということらしいのですが、県のホームページにも掲載されていて、平成14年から国指定天然記念物に指定されているそうなのです。

厚さ4.3メートル、長さ45メートルに渡って貝殻の化石が密集している地層が露出しているのだそうです。見応えはあるかもしれません。

観光としては地味かな〜って思いますけどね。


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約400年前のメキシコ民との出会いにちなんで

「施設」カテゴリーの下の「町並み・道」というサブカテゴリーにある大多喜町の「メキシコ通り遊歩道」というのが気になりました。

400年ぐらい前に御宿海岸の沖合で遭難したスペインのフィリピン総督一行を当時の城主が助けて帰国させたらしいのですが、そのお礼として1978年にメキシコ大統領が大多喜町を訪問し、それを記念して整備されたプロムナードなのだそうです。メキシコ塔が立ち、歩道には古代メキシコの魚や鳥、人、太陽などが刻印されたタイルが埋め込まれているのだとか。

…知らないですよねぇ。観光スポットというよりは記念碑みたいなものなのか〜。

 

有名な彫刻家…?

「歴史」カテゴリーの下に「偉人」というサブカテゴリーが。見てみると、まず読み仮名がないと読めない人がたくさんいらっしゃるのですが…。

宮彫刻師「伊八」というのがあります。全然知りませんでした、すみません…。

この「伊八」という人は「波を彫らせたら天下一品」という彫刻家らしかったですね。観光コースとして「波の伊八めぐりコース」というのがあるらしいです。大聖院(だいしょういん)を周って、「伊八めし」を食べる…。「いすみ市産の米を柱に、地元の新鮮な海の幸と山の幸8種類以上を使用したご当地グルメ」だそうです。「八」にかけてるんですね〜。

「波の伊八」という方がいらしたんですね。きっとこれも凄いことなんでしょうね。でも、やっぱり調べてみないとわからない…。


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海外にまで普及した技術

「民俗」カテゴリーの「その他」の中に、「上総掘り」という深井戸掘技術というのが選定されています。海外にまで普及した技術だそうです。

「地面にやぐらを組み、大きなヒゴ巻車とハネ木によって、ヒゴを上下させ、ヒゴの先のノミと鉄管で地中を掘り、水を自噴させる」という、とにかく、深〜いところまで細〜いものが潜っていって井戸を掘るという昔の技術。房総の魅力の一つとして選ばれているみたいです。

 

確かにこれは美味しい、房総独特の太巻き寿司

「特産」の下には「郷土料理」というサブカテゴリーが。たくさん挙げられていますが、中でも県民の皆さんご存知であろう「太巻き寿司」があります。

単なる太巻きなのではなく、いろいろな絵柄を巻き込んだ、千葉県独特の寿司。地域によって絵柄が異なり、「花」「かたつむり」「松」「ともえ」「うず巻き」「文字」など巻き方に技法を凝らすのだそうです。

僕自身もこれは食べたことがあります。金太郎飴のように切っていくと断面に絵柄が現れるんですね。これがなかなか華やかで味もしっかり太巻き寿司として美味しい…。これはとても魅力的だと思います。

海外からのお客さんにも太巻き寿司体験とかしてもらいたいですね。きっとそういうイベントはすでにたくさんあると思います。

 

こんな風に、割と興味深いトピックが「房総の魅力500選」にたくさん載せられてるんですね〜…。

ちなみに1983年にはなかった、今では有名になった新しいものというのもあると思います。もし2016年の今、募集したら、また違った500選になるんでしょう。

とにかくこれだけ魅力として挙げることができるなんて、圧倒されるんですが、やっぱり人が集まってこそ「魅力」なんだとしてしまうと、地味なものが多いですよね…。千葉県に限ったことではないのですが。

地元の人にとって「魅力」であっても、だからといってたくさんの人が集まるわけではない、という現実。「魅力の定義」というのも、Apps Journalで独断と偏見で定義していきたいな〜、なんて思ったりしています。

 

房総の魅力500選 〔概要〕[千葉県]


↑フリートークの音声コラム「房総APPS」もぜひ視聴ください!(ダラダラと喋ってますけど)

いちはらFM 月曜日21:00〜22:00「ラジ・プラ」内にて放送中(BGM by LUCA

 

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あじょする

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地域のアプリケーションと房総の魅力をおしゃべり。アクアラインのあっち側とこっち側を行ったり来たり、一年の半分近くを房総で過ごす「二拠点生活」満喫者。

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