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元・音楽嫌いがポップなサウンドのサックス奏者に

初めてそのサウンドを耳にしたとき、日本を代表するフュージョンバンド「T-SQUARE」の再来かとワクワクしました!

千葉県出身者が中心となって構成されている若手フュージョンバンド「LUCA」のフロントに立つサックスプレーヤーWaKaNaさんに独占インタビュー! 君津市のドリプレ・ローズガーデンにて、ランチをいただきながら楽しくおしゃべりすることが出来ました。

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今ではアルトサックスを自由自在に吹きこなし、県内外で活躍する彼女。「5歳の頃からエレクトーンを始めたんですが、実は当時、音楽は大っ嫌いでした」というから驚きです。10歳ぐらいの頃にビジュアル系バンドを見てJ-POPにはまり、エレクトーンで演奏できることが少しずつ楽しくなって中学1年の時に吹奏楽部に入部、クラリネットが最初に練習した管楽器だったそうです。

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その後もSHAZNAGLAYL’Arc-en-CielなどのJ-POPを中心にエレクトーン楽曲を楽しみつつ、上達してジャズ系の曲も演奏するようになった彼女。「エレクトーンで弾いたサックスのソロの音色がカッコイイ! って思ったんですよ。中学生の時に楽器と演奏を見て、とても華やでかっこよくて憧れるようになったんです。それで高校1年の時に吹奏楽部でテナーサックスを始めました」と、サックスプレーヤーになったきっかけを話してくれました。

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「初めてバンドを組んだのはその頃でした。学校の文化祭でオレンジレンジなどのJ-POPを演奏したのを覚えています。個人的には木更津のコンドー楽器でレッスンを受けながら、学外ではスカ・バンドをしたり…。」

きみさらず地域ではコンドー楽器でレッスンしているという方が多数いらっしゃいますね。彼女も地元で習いながら基盤を作って行ったということがなかなか興味深い…。その後、高校を卒業した彼女は音楽の専門学校に通います。

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「専門学校ではポップやロックを主とした学科でしたが、先生はジャズ系でした。作曲も学ぶことが出来たので音楽の幅がますます広がったのですが、1年生の夏、ベーシストの日高君(LUCAの現リーダー)と出会い、フュージョンというジャンルの音楽があることを知りました。そのサウンドがとても新鮮で、惹かれたのを覚えています。」

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こうして2007年にフュージョンバンド「LUCA」を結成。学科のイベントで新宿のライブハウスにて演奏したのが初ライブだったそうです。専門学校を卒業後もバンドは継続し、「お客さんがすごく少ないライブもあった」「ファンを作らないといけないという意識になった」と悩みながらもプロ意識が高まりつつ、2012年にオリジナルアルバム「gradation」を自主製作、発表に至ります。

そのポップで心地良いサウンドのダイジェストを、ぜひ下のYouTubeから視聴してください!

中には地元富津市の海岸沿いをイメージしたメロウな曲もあります!

富津は海が近く、自然が多く、安心できるところ。毎日富津から他地域に通っています。通えない距離じゃないですし、不自由はないですよね。ただ、夜に遊べるところが少なくて若い人たちが元気になれるものがないのが惜しいと思います。フェスなんかをやると集まれるんじゃないかな。地元の若い人たちを盛り上げていきたいですね」と、地元愛についても語ってくれました。

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露出を増やそうと2011年からは、彼女曰く「若者が集いやすい渋谷」「大人が行き交う銀座」など、様々なところでストリート・ソロ演奏も敢行。応援してくれる人も増えているとのことですが、そこはやはり実力の世界のようですね、「『別の人の方が巧い』と言われたり、警察に止められたりと、落ち込むこともあります。それでも多くの方とFACEBOOKで繋がったり、動画を作ってくれる方が現れたり、音楽について熱く語れる友人が出来たりと、喜びも多いんです」と語ります。

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緊張しないのかと尋ねたところ、「初めての時だけでなく、今でも毎回のように、『今日できるの?』とか『来たんだからやっちゃおうよ』って、いろんな自分が内部で言い合いをしているんです」と打ち明けてくれました。普段、前向きでとても快活に見える彼女ですが、葛藤を感じながらチャレンジしているその姿に親近感を覚えます…。

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「今年(2014年)の秋にはロンドンを旅行し、ライブハウスで様々なミュージシャンと交流したり、自分の曲を地元ラジオで流していただいたりすることが出来ました。ロンドンはとてもオシャレな街で、空気が違いました。馬が普通に街中にいて、街並みの古さが温かみを感じさせ、人も温かかったんです。でも、夜8時頃にロンドンブリッジでストリート演奏してもあまり反応がなくて、まだまだだな、もっともっと頑張らないとけいないな、という刺激も受けました。」

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バンドは楽しい、幸せな気持ちになれる、音を楽しんでほしい、とすがすがしい表情を浮かべる彼女から、人と地域の双方に様々なポテンシャルがあるということを気付かされました。

「ジャズフェスなどの演奏を見ていただける機会も増やしたらフォロワーが増え、アルバムを購入して『毎日聞いてます』『全部の曲を飛ばさずに聞いてます』『通勤中に聞いてます』って言ってくれるファンもいて嬉しいですね。演奏を聴いて笑顔になってくれる人、喜んでくれる人がいる。その人たちから元気をもらう。音楽っていいなって思います。LUCAというバンドはライブだけじゃなく、ショーにして行きたいんです。音楽もそうだけど、視覚的に楽しく、お客様も巻き込めるようなものにしていきたい。演奏や製作コラボレーションも視野に入れて、活動の幅を広げていきたいですね。」

出演情報
11/23(日) かずさFM83.4『Weekend BREEZE』出演
11/29(土) WaKaNaで三井アウトレットパーク木更津
11/30(日) LUCAで海ほたるパーキングエリア
12/20(土) LUCAで三井アウトレットパーク木更津
※2014年11月8日時点

「今後、千葉での活動もどんどん増やしていきたいです。気軽に遊びに来てください!」と結ぶ、向上心と謙虚な思いを胸に前進し続けるWaKaNaさん。音楽を通して地域をも盛り上げて行きたいという彼女の今後に期待です!

(一部加筆・修正しました。2014.11.17)

WaKa.Now![Amebaブログ]

 

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富津市を中心に、千葉県房総地域の体験を元に「いいもの」「いいこと」「いいひと」を発見して皆さんに紹介します。あんもかんも楽しむべ~よ。URL

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