日本に旅行にくる外国人が増え、更に日本国内でも旅行をする人々が増えている中、古き良き日本を楽しむという枠に収まらないアトラクション的な体験レジャーの最先端か。
今までは「日本のカルチャーを楽しむ」ということで例えば着物の着付け、吹きガラス、紙すきなどと言われれば「なるほど」という印象でしたが(筆者だけ?)、最近外国人に注目されているジャパニーズカルチャーの一つ、ニンジャ体験が熱い!
そもそも忍者って何?
「忍者」とは、Wikipediaによると「室町時代から江戸時代の日本で、大名や領主に仕え、また独立して諜報活動、破壊活動、浸透戦術、謀術、暗殺などを仕事としていたとされる」だそうです。
隠密ですね。忍びの者。「伊賀衆」とか「甲賀衆」とかが有名ですね。
「忍者ハットリくん」とか「さすがの猿飛」を観てた記憶がある方も少なくないのではないでしょうか(世代バレる)。忍者が主人公の漫画・アニメも日本のコミックカルチャーを代表する特徴の一つかもしれません。ケムマキく〜ん。
そんな忍者の特徴といえば、音を立てないくせにアクロバティックな動きとか、派手さがないどころか地味すぎで主役級にはなれないような特殊な武器・道具がたくさんあって、これがまた楽しめるコンテンツに発展しているのではないかと、勝手に思っています。
忍者の時代をそのまま味わう!
海外でも映画になってしまうようなニンジャ。本格的に楽しむなら、その時代の雰囲気も味わいたいですよね。戦国時代とか江戸時代とか。
実は日本には忍者のいろいろを味わえるスポットがたくさんあるのです。
特に有名なのは日光江戸村(栃木)でしょうか? 言わずと知れた、江戸時代をモチーフにしたテーマパーク。東映太秦映画村(京都)なんてのもありますね。
どちらも時代劇の撮影で使われる、まさしく作り込まれた世界。自分も当時の衣装に着替えて、普段の生活とはかけ離れた、昔の日本の疑似体験ができちゃうわけですね。
参考:とちぎ旅ネット/日光江戸村(栃木)/東映太秦映画村(京都)
忍者になってみよう
「みる」より「なる」なら、忍者修行や忍者武術体験もおすすめ。
実は、手軽に忍者体験ができる場所があちこちにあるんです。手裏剣を投げたり、はたまた水の上を歩いてみたり、身体を動かすレジャーとしても目新しいので、大人も子供も楽しめます。
かつての隠密が実際に行なったであろう修行を体験してみるのもなかなかできない経験。とにかく「忍者になってみたい!」「忍者になるのが子供の頃の夢だった!」という方にはぴったりのアトラクション。そう簡単には忍者になれないってことに気付かされそう。
それにしても、忍者体験って、つまり武術体験みたいなジャンルになるんですね。人生で手裏剣を投げたことのある人は一体どれくらいいるのでしょう?
参考:忍者修行の里 赤目四十八滝(三重)/総合武術道場 正柳館(東京)/NINJA SAMURAI DoJo(東京)/南房総 忍者の里(千葉)
忍者の史実を学んでみよう
テーマスポットや忍者体験を楽しむにしても、忍者について知識をしっかり持っていればまたひと味違いますね。
そこで別の楽しみ方として挙げたいのは、いわゆる見学施設です。
忍者にもそれぞれ「派」があって、それぞれに歩んできた歴史や逸話があり、後世に語り継がれています。歴史上の人物としても「服部半蔵」「風魔小太郎」「加藤段蔵」などは有名どころですね。
忍者の歴史に関する資料館や、かつての忍者屋敷を復元したような博物館など、ちょっと立ち寄って見学してみるのはいかがでしょうか。忍者の本当の姿が垣間見れそうです。
参考:伊賀流忍者博物館(三重)
ニンジャは今や、世界が注目する日本を代表する人気キャラクター。日本人なら誰でも知っている存在ですが、その真相まではあまり知られてないかも。
アトラクションとしても楽しめながら、一方で日本の歴史の陰に深くかかわっていた忍という存在に、目を向けてみてはいかがでしょうか?
南房総に忍者の里を発見!
南房総市富浦町大津地区の山間部に忍者が出没するらしい…。
実は忍者修行を通して親子で楽しみながら学べる体験型アトラクション「南房総 忍者の里」の活動でした。
PR運営している南房総忍者の里クラブが、休耕地となったビワ畑の斜面や竹林を切り開いて整備し、豊かな自然の中で青少年の健全な育成・スポーツ振興、および地域の活性化に取り組んでいて、この忍者教室もその一つ。
構成年齢が60代を中心としているということで、とても「大人」な世界と思いきや、子供たちや若者たちが様々な活動を通して世代を超えた活動をしていることが特徴です。
あなたも房総出身忍者になって、忍びの世界から羽ばたいてみては…?
[南房総 忍者の里(代表:坂口 寛。Tel.080-1154-3608)]
(2017年7月30日 記載変更)